gifted / ギフテッド
こないだgiftedをみました
見た後から感想や考えが止まらなくて書かなきゃ!と思って3週間もたってしまった…
少しうろ覚えですがことを書いていきます。
あらすじ
ギフテッド、つまり才能のある子どもである姉の娘(メアリー)とその子をひきとって育てている主人公(フランク)との家族の絆の話
とっても簡単にまとめました笑
わたしがこの映画を見てまず思ったのが子役の演技がうまいな~ということとメアリ―がとんでもなくいい子だなということです。
メアリ―は小学生にして、数学の天才。
なのに、少しも歪んだところがなく、ユーモアがあり、動物を愛し、人に対して正しい評価ができるとても素晴らしい子どもに育っている。
そして、子役の演技が、この子はメアリーだと思ってしまうくらい自然だった。
メアリーは数学ができるという一点を除けば、いたって普通の正義感のある小学生の子供であって、そう育ったのはフランクの特別扱いをせず普通の子のように育てるという教育の賜物なのかなと感じました。
そんな幸せな生活の中やってくるのが、メアリーにギフテッド教育を受けさせたい祖母イブリンの訪問。
自分の娘が果たせなかった偉業を孫にやらせようとするためだけに、あたかもギフテッド教育がメアリーにとって良いことであるかのように強引に行動してくるイブリンとフランクは家族でありながら裁判で戦うことに。
ここで様々な人の子供にとってどの環境が一番いいのかという考えが出てきます。
イブリンにとって重要なのは才能を伸ばせる環境。
フランクにとって重要なのは人間性、愛がある環境。
裁判長にとって重要なのは金銭的な安定性。
子供はなぜ自分の居場所を選べないのだろう。
この裁判を見ていてなぜメアリーの意見が一度も出ないのだろう。
子供に正しい判断はできないというのなら正しさはだれが決めるのか。
本人が正しいと思えればそれは正しい判断じゃないのかな。
周りの人のメアリーに対する愛はよく伝わったけれど、それならばまず意見を尊重してあげなくてはいけないのではと思いました。
バーフバリ シヴァガミについて
噂にきいてたバーフバリ、ついに鑑賞しました!
アクションのスケールがとにかくでかくて、音楽も迫力満点で久々にわくわくしながら映画を観ました。
とにかく父バーフのかっこよさ、強さ、カリスマ性!
あんな王様だったら世の中素晴らしいですね。
と、戦いにおけるアクションももちろん素晴らしかったのですが、映画内に確かに存在するカースト制が感じられたり、王とは何か、国を治めることの大変さなど色々思うことがありました。
特に、シヴァガミ
わたしは彼女から様々な物語を感じました。
シヴァガミは、国母と呼ばれていて、その宣誓は王不在の時から王が即位した後も何よりも強いものでした。
それゆえに、間違いがあってはならない。これが話の中で争いを呼んだのではないかと感じました。
彼女は、慈悲深く、バーフを王にしたことから先見の明や決断力、思慮深さが感じ取れます。
しかし、そんな聡明なシヴァガミにもやはりカースト制というのが根付いていて、下のものから言われた「知らないの?」の一言にかなりキレるという面がありました。
なんだかんだ言ってもシヴァガミも人間だもんなと感じたシーン。
間違いなんてない、私の決断は正しいと思っていなければ、一国を治めるなんて無理だと思います。
自分の決断で国の立場が危うくもなると考えたら!
しかも素早い決断がいつも求められる。
そんな中、いきなり知らん女が現れて知らないの?間違ってるわよなんて言われたらキレる!そんなのあたりまえだよな~
でも、ここで本当の間違いだったのは、自分でも言ってたけど、怒りが長引いてそのあともその怒りを引きずってそれに任せて決断してしまったことなんだろうな
最終的に自分の過ちを認めて命に代えて子バーフを守ったんだからやっぱり愛せるよ、シヴァガミ!
シヴァガミの国母になるまで、なった後の苦悩の物語を勝手に想像して泣けたので、作ってほしいです!